Updated: 2010/02/04

連載(6)日本ハムと北海道を愛する「キングオブJソウル」/久保田利伸さん

By 北海道日刊スポーツ新聞社

 最低気温マイナス9・5度。この冬一番の寒さとなった3日、日本一ソウルな男、ミュージシャン久保田利伸(47)が札幌を訪れた。今回は「お土産」を持参した。1月27日にリリースされた2年ぶりのシングル「Tomorrow waltz」。2月24日には4年ぶりのアルバム「Timeless Fly」も控える。

 「いつもは3、4カ月で制作するアルバムに、今回は1年かかった。作り込んだ曲は40ぐらいに膨らみ、絞り込んだり、また考え直したり」。JUJU、WISEといった若手ゲストと作り上げる行程にも時間を割いた。「4年分の思いを、自分なりに出し尽くしたかったし、その上で『素』の作品にしたかった」。敬愛する故マイケル・ジャクソンさんへの思いを込めた「STAR LIGHT」も収められている。
 86年のデビュー当時は日本、そして業界に違和感があった。周囲に自分の好きなものを愛する人が少なかった。93年にニューヨークに住んだ理由もそこにある。だが、久保田自身が蒔いた種が、日本では育っていた。「最近、こいつとやってみたいと思うミュージシャンが日本に急激に増えた。当時はありえないと思った。今、逆に日本を新鮮に感じる」と変化を感じ取っている。

 北海道に、その変化を愛する土地柄を感じるという。「新しいって言葉がぴたりくる。偏見もない。音楽の好きな人も多いしね」。デビュー当時、北海道の音楽ファンの「感度」に驚いた。今もその気持ちに変わりはない。「歌のうまい人、声が素晴らしい人も多いですね。(福原)美穂ちゃん、玉置(浩二)さん、松山千春さん。大地の声、なのかも」。相性の良さなのか「苦手だったイクラを初めておいしいと感じたのも北海道」と笑う。

 実はもう1つ、接点がある。日本ハムだ。中学の野球部の2歳先輩に評論家の広瀬哲朗氏(49=元日本ハム)がいた。「(日本ハムの)CMを一緒にやらないかって声をかけられて。2年先輩ですから、命令は絶対でした」と振り返る。以来、1番好きなチームになった。「移転の話を聞いて初めは『いきなり、すごいことするな』と。でも、こんなに人気になるなんて」。縁は続く。「昨年、優勝したときは、うれしくて大社オーナーにメールしたんですよ」。【上野耕太郎】

 ◆久保田利伸(くぼた・としのぶ)1962年(昭和37)7月24日、静岡県生まれ。駒大卒。作曲家を経て86年に「失意のダウンタウン」でデビュー。ヒット曲に「Missing」など。95年にアルバム「SUNSHINE MOONLIGHT」で全米デビュー。96年には「LA・LA・LA LOVE SONG」が日本で200万枚を超える大ヒットとなった。04年10月には、外資系企業に勤める11歳年下の日本人女性と結婚した。

 ◆久保田さんオススメの特選北海道
▽食べ物 札幌ラーメンです。お店の名前は勘弁してください。北海道といえば味噌ラーメンというイメージがありますが、僕は醤油です。麺の太さ、強さが最高。量も多いですよね。

◆ツアー情報 6月20日から全国15個所でツアーを開始。北海道では7月3日、「さっぽろ芸術文化の館」(札幌市中央区北1西2)で行われる。開場は午後5時30分、開演は同6時。問い合わせ先はWESS、電話011・614・9999

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